「水に流す」その流れの先にあるもの

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ロケーションフリーで日本のテレビをボケ〜っと見ていたら、

「これは非常に強力です。ご使用の際は、必ずゴム手袋を着用してください!」

と、いかに汚れが落ちるかをアピールした、トイレ用洗剤のコマーシャルが流れていました。

今までだったら、「へぇ〜、よく落ちるんだぁ、、、」と、のんきに感心していたのでしょうが、今回はチョット違いました。

「で、その強力な洗剤は、そのあと、どこに流れていくんだっけ?!?」

、、、

自分のことしか考えていないと気がつかないものだなぁと、あらためて思いました。


サテ、「流す」で思い出したのですが、お米のとぎ汁のことです。

カラダに入れても害のない米のとぎ汁が、どうして環境を汚染するという理由で有害とされるんだろう? 食器用洗剤は、環境を汚染しないのだろうか? 食器用洗剤は、まちがって飲んでも大丈夫なのだろうか? 米のとぎ汁なら、飲んでも大丈夫だろうケド。米のとぎ汁って、食器用洗剤よりも環境を汚染し有害なのだろうか?

あれよあれよという間に、日本国内での無洗米の浸透の速さを、海の向こうから心配していました。一体、誰が誘導したのでしょう? それにしても、上手くやりましたね。その手法、できることなら真似したいくらいです。

潜在意識にすり込む方法のひとつに、「繰り返し繰り返し語りかける」というのがあります。人によっては、これを「洗脳」と呼んでいます。

「脳、洗われ、米、洗われず」

これは、物事を深く考えることを忘れ、周囲のノリと雰囲気で行動しがちな今時の日本人を憂いだ、ある学士のブラックなシャレです。


ちなみに無洗米を作る製法には、3つの方法があります。

BG(Bran Grind: 糠を削る)精米製法

白米表面にある「肌ヌカ」と呼ばれる付着糠の粘着性を利用し、くっつけてはがすことで取り除きます。BGとはBran(糠)Grind(削る)の頭文字。製造工程上、水洗いもせず薬品などの化学的な処理を施すことがないため、安全で無駄がありません。以前は、技術開示がないために様々な風評がささやかれていましたが、2004年に無洗米機を一般に公開。特許申請も行い、ほぼ完全に公開されました。しかし実際には、各精米工場で稼働している機械は、未だに東洋精米機の一部技術者以外は、入ることも見ることもできません。

水洗い乾燥法湿式法

水洗いで糠を除去する方法。米を一度濡らして乾燥させるため、ひびが入ったり品質が安定しない欠点があります。また大量の水を使用するために、米のとぎ汁処理が必要。

NTWP(ネオテイスティホワイトプロセス)加工法

湿式法のひとつで、水を使い米表面の糠を軟らかくした後、熱付着剤としてタピオカ(中華料理やデザートに用いる)に糠を付着させて取り除く方法です。高級食材であるタピオカの加工コストが高いという欠点があります。


結局、どこかで誰かが、糠を削ったり水で洗って(!!)除去しているわけですよね。ってことは、どこかで誰かが、糠や米のとぎ汁を、大量に処理しているってことですよね。

お米は、一回目の洗米が一番良く水を吸いますので、サッと洗わないと、余計なモノがお米の中に浸透してしまいます。洗わない(で炊ける)ってことは、全部、カラダの中に入れるってことですよね。

日本のお米なら、信頼できるから大丈夫ですよね?